妻とマサイ
突然ですがマサイ族と聞いて、どんなイメージを連想されるだろうか。おそらく多くの人が視力6.0もある人達とか狩猟の名人・・そんなところか
ところで、彼等の猟の方法をご存知だろうか?かなり前になるが何かの書籍で読んだので現代の彼等の生活様式は変化していつかもしれないが・・
獲物を探す場合、まず獲物の足跡を見つけ分析するのだ
その足跡から、恐ろしく多くの情報を彼等は得るのである、かいつまんで書かせていただくが・・
まず足跡の大きさ/深さ/幅/方向/乾燥具合/左右のバランス/種類/気象等から向かった位置/集団の数と構成/負傷の有無/天敵の有無/自分達が遭遇する時間までを総合的に計算して瞬時に導き出すのである
かなり省略して書いたが、彼等は実に科学的アプローチで狩をしている、そこには地質学/動物行動学/物理学/気象学までもが利用されている
・・と、そんな事を思い感心していた休日の昼下がりである
何やら、変てこな格好で登場した我が愚妻、見れば白黒の帽子[ミズモリアド風]に網々のベストにジーンズ、極め付けが黄色の長靴である
コーディネートなどとは言う概念が欠落した、その格好に少し引き気味の私だったが、彼女は自身満々のご様子で[決まった!]的、顔である
笑いを堪え訳を聴けば、朝と昼のTVの占いコーナーで星座ではモノトーンの帽子、血液型では黄色と長靴がそれぞれラッキーアイテムだったらしい[ちなみに天気は晴天]
ベストは自分的コーディネートだそうです
そんな最大級のラッキーに包まれたいでたちで夕食の買物にスーパーに行こうと誘われた
そこで私は妻に聞いてみた
私[ところでマサイ族って知ってる?]
妻[え?何?マサイ?って、原住民みたいな人だっけ、原始的生活してる人だよね、それが何?]
私[いや、何でもないけど、お前って文明人?]
妻[当たり前でしょ!携帯も持ってるし車もTVもあるんだよ、マサイ族って持ってなしでしょ!]
・・と妻
どうやら彼女の文明人の定義は携帯と車とTVの所有にあるらしい、しかし、そんな妻をかわいいと思ってしまう私もまた文明人なのか疑問が残る休日であった
ちなみに、その日の買物は黄色の長靴だけはかんべんしてもらいベージュのパンプスにして頂いた
