最近、とある機会があり「ミヒャエル・エンデ」の児童文学の名作「モモ」を再読する事となった。



最初に読んだのは10代の中頃かと思う、ミヒャエル・エンデと言えば映画にもなった「ネバーエンディング・ストーリー」で知られる「はてしない物語」が有名であるが。その次に映画化されたのが、この「モモ」であった。



映画もよかったが、私は原作のほうがモモの心理描写が具体的でより感動できた、そして、今回改めて読んでみて社会派で知られるエンデの鋭い先見性と哲学性が何か現代への警告を感じるに至るわけで・・驚いた!

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ミヒャエル・エンデ

ドイツの児童文学作家。日本と関わりが深く1989年に『はてしない物語』の翻訳者佐藤真理子と結婚。1995年に胃癌により65歳で死去。

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「モモ」のあらすじ



悩みのある大人の話を聞いてあげると、その人は気分も晴れ悩みも解消される。子供たちはモモの近くにいるだけで楽しい遊びを考え出し、いつまでも楽しい時間を過ごせる。そんなモモは円形劇場跡に住み着いた、みすぼらしい格好の女の子である。



でも、そんな性格のお陰で街の人気者になってゆくのであった・・



その頃、時を同じくして近隣の都会では灰色の服を着た男達が人々に、あるものを貯金させ、それと引き換えに豊かな生活と未来を送ろうという甘い言葉で、次第に人々を浸食してゆくのであった。



次第に灰色の男達はモモの住む街にも進出を始め、血で血を洗う激しい戦闘が・・って、失礼!児童文学でした、しかも名作の。・・って事で訂正。



次第に灰色の男達はモモの住む街にも進出を始めます、人々は口々に「時間がない!時間がない!」と言って顔からは笑顔が消え動きは忙しなくなりモモの元を訪ねる人は次第に居なくなっていきました。



しかし、大人達はどんどんケチケチになってゆきますが、誰ひとり、その事に気づきません。自分達の生活が、日ごとに貧しく画一的に冷たくなっている事を、誰ひとりとして認めようとはしませんでした。



でも、それをはっきり感じはじめていた存在が子供達です。かまってくれる時間のある大人が、もうひとりもいなくなってしまったから・・



そこで各地区に「子どもの家」と呼ばれる施設が建設され始め、大きな建物で面倒をみてくる人のない子供は施設に収容される事になり、親が手のあいたときに家につれてかえります。遊びを決めるのは、監督の大人で、その遊びは何か役に立つ事を覚えさせるためのものばかり。そして子供は楽しい事や夢中になる事、夢を見る事を忘れてゆくのでした。



そして、灰色の男達はモモにも接触を始めますが、男達の罠はモモには通じません、そしてモモは彼らが時間泥棒であるという秘密を聞き出します。事実を知ったモモは、皆の時間を取り戻すため孤独な戦いへ身を投じてゆきます。



時間の国へ旅立ったモモは、その道中に不思議な亀カシオペアと出会います。



続きが知りたい方は・・映画か本でどうぞ・・



モモ [DVD]
モモ (岩波少年文庫(127))




「モモ」を勝手に批評



この作品が世に出たのが1972年で。最初の映画「はてしない物語」が1979年、実は「モモ」のほうが早いのである。



今から40年近く前に書かれた作品なのだ、ちなみに当時の日本はと言うと・・



1792年ヒット曲ベスト10

01:女のみち/宮史郎とぴんからトリオ

02:瀬戸の花嫁 /小柳ルミ子

03:さよならをするために/ビリー・バンバン

04:旅の宿/よしだたくろう

05:ひとりじゃないの/天地真理

06:喝采/ちあきなおみ

07:ちいさな恋/ 天地真理

08:太陽がくれた季節/青い三角定規

09:悪魔がにくい/平田隆夫とセルスターズ

10:夜明けの停車場/ 石橋正次



私もさすがに辛うじて記憶にある程度。総理大臣は第二次田中角栄の時代で「日本列島改造論」がベストセラーで行け行けどんどんの時代である。



映画化は10年程後になるわけで・・既にこの頃、先の時代を予見していたんでしょうね、エンデさん凄いわ!



・・で、「モモ」である。時間泥棒が登場するのだが、まるで、クレジットやローンではないですか、これって。現代では投資ファンドや先物取引にも通じるかもしれないと感じる(ちょっとFXも考えてしまうわ、私も)



つまり、ローンとは自分の人生の先の時間を売っている事に気づかされるわけである、そして大人達はギスギスしだし、そして犠牲者は子供ってわけだ。



本屋に行けば小難しい経済書籍が偉そうな表紙で所狭しと並んで、世の中を知った風に論じているが40年近くも昔に書かれた児童書のほうが的確に、しかも子供でも理解できるように、現代の病巣を書いていると感じる。



マスコミやジャーナリストが、いかに、いい加減かも露呈すると感じたし真実は意外とシンプルに考えたほうが見える事もあるんですよね。



おまけ動画



●社会保険庁のウラ 社保庁官僚の腐敗具合がよくわかります。こんな所にも泥棒はいました。 



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社会保険庁のウラ

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